■アレルギーで苦しんだ日
■鼻の洗浄は僧侶の日課
■塩水での洗浄は鼻の粘膜を傷めないの?
アレルギーで苦しんだ日
ここの所、特に暖かいわけでもないのですが、外は花粉で真っ黄色。車も、常に黄色にカバーされています。触るのも怖いくらい。
というわけで、昨日からアレルギー反応による鼻づまりとクシャミでヘロヘロです。
昨日の朝、予感がして「あ、なんか来そう」と思ったので、予めアレルギーの薬を飲んでから仕事に行きました。そして、鼻づまり用の薬も飲みました。鼻づまり用の薬はバッグの中に年中常備なのです!
仕事中は、アドレナリンで鼻づまりが少し軽減されますが(アドレナリンが鼻づまりを軽減するというエビデンスがあると言っているわけではありません。単に私の問題です。でも、もしかしたらそういうのもあるかも。というよりあるでしょうね。自律神経の働きで。)、クシャミはアドレナリンでも止まりません。クシャミのせいで、仕事中は、ずっとマスク着用です。
この度のアレルギー反応は、ちょっと強力で、普段なら薬を一錠、一回飲めばそれで済むのですが、箱に書かれているインストラクション通り、4時間毎に飲んでいます。4時間経つと本当に効き目が無くなってくるのがわかります。
鼻の洗浄
もう、こうなっては藁をもつかむ感じで、職場の生食フラッシュ用シリンジを一本もらって、鼻リンスをしました。その瞬間は少しすっきりするけど、問題の解決にはあまりなりません。それは既にわかっていることですが、それでも何もしないよりはいい。
そのような鼻の洗浄は、状態が悪化した際にちょっとやったところで、あまり役に立たなくて、普段からやっていることが大事なのでしょう。何故ならば…(次)。
塩水での鼻の洗浄は、僧侶の方達の朝の日課ということのようです。朝起きて、顔を洗う際に塩水で鼻も洗う。風邪の予防にもなり、僧侶の方達の長生きの秘訣です。(僧侶の方達は、一般人よりも寿命が長いようです)
でも、塩水で洗う、って鼻の粘膜を傷めないの?と思われる方もいらっしゃるかと思います。
塩水で洗浄は、鼻の粘膜を傷めないの?
まず、塩水は、生食水くらい薄い塩水にしましょう。
生食水の濃度は0.9%。
「って?」と思われる方…いますよね、勿論。看護師してなかったら私もきっとそっち側。そもそも生食水って何、って感じですよね。
0.9%の濃度の生食水は、人間の体内の水分の濃度と同じで、血管の中に入れることも出来る濃度です。具合が悪くて病院に行くと、時々点滴されたりしますよね。点滴の中身の配合にはいろいろな種類がありますが、一番基本的な点滴が、0.9%の生食水(生成食塩水)です。傷などの洗浄にも一番安全と言われています。ただし、お店で買うと、たとえ「saline」と書かれていても、実際は保存料とかいろいろ入っています。いろいろ入っていないと直ぐに捨てないといけないので、それはしょうがないかと思います。病院では、一旦開けた生食水のボトルは、24時間経ったらインフェクションコントロール上、廃棄処分です。
0.9%の濃度は、大体、水1カップに対して塩は小匙半分、か、水2カップに対して塩を小匙一杯(同じですね!)。これを計算しても、0.9%の濃度にはならないのですが、血管に入れるわけではないので、鼻の洗浄用は大体の濃度で良いと思います。
水は水道水でOKです。水道水は、ボトルの水よりも質が上だとも言われていますが、気になる方はお好みですのでボトルの水でも、透析用の水でも何でも良いかと思います。
ちなみに、口の中の手術?というのですかね、それを以前したことがあるのですが、術後は「家に帰ったら、歯磨きじゃなく、塩水で口の中をすすいでください」と言われました。
というわけで塩水での鼻洗浄、ちょっと癖になるかもしれません。ちなみに私は面倒くさがりなので癖にはなりません。困ったときの塩水頼り、くらいです。