日本の小売店のレジ袋の有料化が四月(2020年)から義務付けられる、とのニュースがありました。
有料にして、エコバッグの持参を促す狙い、とのこと。
でも、見たら、有料バッグはたったの2~5円。紙袋は10円くらいのようです。
そんな安さでは、誰も痛くも痒くもないでしょう。消費税より安いですし。
アメリカでも、レジ袋はほぼどこでも有料です。
紙袋は、25セントから50セントします。
日本円では約30円~60円というところでしょうか。
同じ会社のお店なのに、A市の店舗は25セントで、B市の店舗は50セント。同じ店なのに、どうして違うの?と思いますが、これは、所在地の市が決めていることで、市によって、課する金額が違ってくるためです。(ちなみにこれは上記の写真のお店ではありません)
買い物バッグが1ドルくらいだったら、使い捨ての紙袋に50セント取られたくない、と思ってしまいます。
以前、お店のレジに並んでいたら、列の最前列でレジの番が回ってきた方が、私の出産時の産婦人科医でした。レジの列には私を含め、3,4人並んでいました。
その産婦人科医は、バッグを持ってくるのを忘れたとその時点で気付き(普通はもっと早く気付きますね!)、彼の後に人が並んでいるにも関わらず、「ちょっと待って!車から直ぐに取って来るから!」と言って、ダッシュで飛び出して行ったではありませんか!
「え!マジで⁈」とびっくりしました。列に誰もいないならまだしも…。
お店の人も、「え…!」という感じで、しょうがなく待っていました。
お医者さんなんだし、お金あるんだし、レジに人が並んでいるんだし、25セントくらい払えばいいのに~、と思いました!
その話を知人にしたら「え?知らないの?あのお医者さんは、ものすごくタイトで有名なんだよ!」とのこと。タイト、とは、お金の管理に厳しい、という意味です。悪く言えばケチですが、タイトだともうちょっといい意味で。自分で産婦人科の診察のオフィスを経営しているので、そういう方はタイトなくらいじゃないとね!
ちなみに、いい意味で質素倹約な人のことは、「frugal」と言います。(ケチは「stingy」です。)
ショッピングモールなどでは、どこでも大体「10セントでバッグ要りますか?」と聞かれます。
というわけで、日本の有料バッグ、有料にする意味がないくらいに安すぎる、と思うのですが、どうでしょう。