免疫力の向上の必要性は、がんの治療などに於いても、以前から盛んに言われています。そして、ここに来て、新型コロナウイルスへ対抗する自己防衛としても、免疫力のアップは必須です。
免疫力のアップに必要な三大要素は、なんと言っても睡眠・運動・食事です。
睡眠に関して言うと、私自身の睡眠はダメダメです。今朝も2時から起きています。それまで「うたた寝」をしてしまいました。これに関しては本当に反省反省の毎日ですが、長く寝ると体調が悪いんですよね…。ま、それは置いといて…。
ついでに運動もおいときましょう。
栄養と免疫(immune system & responses) の関係は、詳細にはわかっていませんが、免疫の働きには、次の栄養素が重要であると言われています。
たんぱく質、脂質(オメガ3脂肪酸)、ビタミンA・B6・B12・C・D・E、セレニウム、葉酸、そして亜鉛(参考文献は下記)
さて、タイトルにある、パセリ。
パセリは、我が家に常備の野菜の1つです。いろいろな物に入れます。パスタ系には必ずと言っていいほど毎回入れます。炒飯にも入れます。
入れる際は、1カップくらい刻みます。ドバっと。
時々、職場で、人手が足りなくて、自力で食事の出来ない人が置いてけぼりになってる時があります。先日、そんな感じだったので、1人の方の食事のお手伝いをしようとして、お皿のカバーを開けたら、パセリがちょこっと飾りで置かれているではありませんか。
そうなんです。パセリは昔から飾りの位置に多々甘んじています。
病院なんだから、栄養士が要るんだから、何で飾り?何で食べさせないの?と思います。まあ、でも、それは、しょうがないです。Non of my businessです。余計な口出し無用です。
Mind your own business、というわけで、我が家で食すれば良い。
パセリは、持っているイメージよりも栄養価が高いのです。
栄養学の教科書によると、パセリに多く含まれるのは、主にビタミンAとビタミンC。
比較対象があった方がわかりやすいので、一つあげるとします。
丁度よさそうなのが、同じ緑黄色野菜で葉っぱ系のケール。
ケールの栄養価の高さは有名です。他の野菜と比べても、群を抜いて高いです。
パセリは、そのケールの栄養価の約半分くらいです。
ビタミンAの一日の必要栄養素が700~900mcgとすると(男女差有り)、ケールはカップ1杯でその半分くらい。パセリは更にその半分くらい、です。
ビタミンCの一日の必要栄養素が50mg~100mgとすると(男女差年齢差有り)、ケールは1カップでそれを満たしており、パセリも1カップでもOKくらいですが、一日にビタミンCは他にいろんなものからも摂るでしょう。
ただし、量を同じ1カップに合わせて比べているので、ケールの半分くらいの栄養価は、1カップくらい摂った場合です。もう少し細かく言うと、ケール1カップは、1人で食べれる量ですが、パセリの1カップは、二人分くらい(勿論1人で食べてもいいんですよ!)。
パセリはしかも、それ程値段も高くないです。一束$1.50くらい。
一束買うと、湿ったペーパータオルで包んで冷蔵庫保存で一週間位またはそれ以上ちゃんと持ちます。その前に、でも、ささっと食べてなくなっちゃうわけなのですが…。
パスタにもチャーハンにも、ニンニクと、玉ねぎとパセリ、必ずと言っていいほど入ります。
余談ですが、栄養学の教科書の中に、アルファベット順の記載により、パセリのすぐ上に「Palm Hearts, Cooked」というのがあるんですが、この栄養価が非常に高いのです。「え?何これ?」と見たところ、見た目が竹みたいな、だから名前の通り、Palm Hearts、ヤシの芽の内側ってやつですね。
ちょ、ちょっと待って、っていうくらい栄養価が高いです。特に、マグネシウム (Mg)、鉄分 (Ir)、ポタシアム (K)、亜鉛 (Zn) あたりがハンパなく高いです。パセリから一瞬そちらに心が奪われたくらいです。
でも、これは主に缶詰。これを毎日食べるのは現実的ではないし、でも、栄養価が高いので、お知らせしてみたかったです。
コロナウイルス、本当に怖いですよね…。アメリカだって、対岸の火事じゃないです。職場でも、毎日のようにコロナに関するメールが回ってきます。カウンティのPublic Health Departmentから、とか、院内のInfection Control Departmentからとか。他人事ではないです。
免疫力を向上させて、体力アップに心がけましょう。
参考文献:
Whitney, E. & Rolfes, S. R. (2016). Understanding nutrition. (4th ed.). Boston, MA: Cengage Learning