■インビザライン矯正と鬱・不安障害 #183

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■インビザライン (Invisalign) とは

■インビザラインの価格

■呼吸とインビザライン

■精神疾患と呼吸

半年に一度、歯のチェックアップに行きます。年末年始にかけて行っていたため、春頃の新型コロナウィルスのための自粛とタイミングがずれて、6月に歯医者さんから「予約が入ってますよ~」と電話が来ました。

半年に一度の歯の検診に関して

■半年に一回は歯の定期チェックアップとクリーニング #125

そして、去年、夜間寝ている間の呼吸のテストをしたっきり、そのままになっていた娘の呼吸問題のカウンセリングがありました。

■滑舌・舌の筋肉・呼吸・歯の関係「え~っ!」#53

娘が、時々頭が痛い、とか、歯の表面がギザギザに欠けている、とか、小さいようだけど大きい健康問題を、歯科医と歯科衛生士が問題視をして下さった結果です。

娘の顎が小さい事が原因の一つ、ということになりました。

■インビザライン (Invisalign) とは

インビザラインとは、透明の歯の型を歯にはめて、歯の矯正を行うデバイスです。

透明なので、装着していても、言われなければパッと見はわかりません。事実、この歯科医も実際に装着していて、つけた後も「え?つけてる?」というくらい、目立ちません。

最近は、ワイヤー装着による矯正よりも、インビザラインのようなマウスピース的なデバイスが主流となってきているようです。

装着用のマウスピースは、3Dプリンターで作られていて、本当に、3Dプリンターのテクノロジーに感謝感謝です。

インビザラインは、歯の矯正の他に、顎の矯正にも使用されます。実際、娘の場合は、顎の矯正が目的でもあります。

一カ所インプラントを必要としている場所に歯が入るよう歯並びを先に矯正する必要があるのと、顎のサイズを広げて、呼吸を楽にしようというのが、この度インビザラインを始めた目的です。

私達がした質問

学校でランチをしたりスナックを食べたりする場合、その都度歯磨きが必要ですか?

それ程深刻に考えず、ランチやスナックの後は、水で口の中をリンスしたり、お水を飲んだり、その程度で構いません。勿論、歯磨きが出来るならそれにこしたことはありません。

インビザラインでの矯正期間中は、虫歯になっても治療もできないと聞きましたがそうですか?

虫歯の治療は出来ます。虫歯の治療はそれ程、本来の歯の形を変えない筈だし、インビザラインへの影響はあまりありません。虫歯のままでいなければいけないことはありません。

■インビザラインの価格

インビザラインの価格は、各歯科医で小さく差はありますが、大体の金額は同じくらいです。

娘の場合は、約$4,600くらい。保険のカバーを歯医者が調べてくれて、私の保険会社は、$1,000の負担をしてくれることになりました。

保険会社によっては、もう少しカバーしてくれる所も多いようです。

娘の場合は、顎のサイズと呼吸の改善を目的としているので、上記の金額に、筋肉機能セラピー代が加算されます。それは大体$1,500。合計で6,000ドルくらい。保険がカバーする金額を引くと、大体5,000ドルです。

ケア・クレジット (Care Credit)www.carecredit.com

支払いは、久々の「Care Credit」で。Care Creditは、保険が効く効かないに関わらず、医療費や、美容整形費、獣医さんにかかる金額その他、いろいろな医療費に使えます。誰でも簡単に申し込みが出来て、オンラインで管理可能です。

私は個人的にお勧めです。必要な治療や、するべき価値のある治療等を、高額な費用を理由に断念しなければいけないのは残念です。後にもっとお金がかかる治療を要する事態を招かないためにも無利子の分割払いはお勧めです。

通常は、6カ月や12カ月間の利子がつかない分割払いです。しかし、このインビザラインに関してだけは、24カ月間の利子がつかない分割払いが利用できます。

■呼吸とインビザライン

娘は常に横向きで寝ており、仰向けに寝ると、息が出来ない、と言います。歯科医にその理由を指摘されて、レントゲン写真を見せてもらいました。仰向けに寝ると、下の位置と喉の広さの関係で息がしずらくなるようで、今まで長い間、自分が息ができる体制で寝ざるを得ない状況だった、ということのようです。

また、鼻呼吸が出来ないでいたとのことで、呼吸の仕方も教わることとなりました。

インビザラインをすることによって、顎のサイズを徐々に広げて行き、それによって、舌の位置をも矯正する、という考えです。

■精神疾患と呼吸

精神疾患と呼吸は深い関係にあります。不安障害の人は、きちんと呼吸をしていない場合が多いとされています。浅い呼吸のせいで、十分な酸素が脳に供給されません。また、酸素の不足、血流の不足は、鬱の状態にも繋がります。CDPDの患者さんなどは特に、そのようなわけで、不安障害と鬱のどちらか、または両方を持っている方が多いです。

カウンセリングでは、一人の男性のケースを紹介されました。何をしてもやる気が出来なくて疲れた感じがいつもあるという35歳の男性でした。インビザラインを使用して歯や顎の矯正をして、呼吸法を学び、筋肉機能セラピーを受けて、健康状態がとても良くなったということです。顔も生き生きした感じでした。きっと、子供の頃から20年以上にわたって、酸素が行きわたらないような身体的な環境下で生活をしていたのでしょう、とのこと。

歯科医は、この先の娘の生活がより良いものになるよう、この男性のような20年間をこの先過ごすことにならないように、是非、インビザラインで治していきましょう、と勧めてくれました。

■第一日目

マウスピースの作成の第一日目は、写真を撮る所から始まります。X-ray(レントゲン)は既に撮っていますが、それとは別に、一眼レフカメラみたいな専用のカメラで、口の中の写真を撮ります。これは、RDA (Registered Dental Assistant)の女性が撮ってくれました。とても慣れている感じ。手際よくパッパと撮ってくれてました。更なるFAQにも、パッパと答えてくれました。

筋肉機能セラピーの第一日目は、セラピストによる問診と、いろいろなアセスメント。

この日は、舌を上あごにつける訓練の第一歩もありました。そのうち、意識しなくても舌が上あごに収まるように、という訓練です。多くの人は、舌は既に自然に上あごに収まっています。

また、鼻がグズグズしているので、キシリトール入り生食水のスプレーを貰いました。一日二回。使ってみた感想は、「気持ちいい」そうです。長期で利用でき、アディクションも無い、自然の成分、とのこと。

COVID-19の中、このようなカウンセリングを対面で行ってくれて感謝します。

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