この度のタイガーウッズのマスターズの優勝は、本当にもう心から喜ばしいことでした。22年ぶりって本当に凄いです。
もう復活は不可能だと思われた程にどん底にいたのに(生活全般)、人間はこうやって立ち直れるんだ、ということが証明がされた素晴らしい例です。物凄く努力をされたのでしょうね。
ゴルフは、精神鍛錬に最適なスポーツだと思います。お勧めしたいです。
若い人もそうですが、どんな年齢の人でも、ゴルフをすると自分がいかに自分の精神をコントロールできないか、まずは壁にぶち当たるでしょう。
全てのスポーツが精神を鍛えるとは思うのですが、個人競技でありながら、周りに気を遣わないといけないし、そういった意味ではほんのちょっと特殊とも言えます。
第一ホールは、大勢のギャラリーの前で失態を犯すリスク100%のMAXストレスとの闘い。
緊張のあまり、予想通りに失態を犯しても、平然と、次を打たないといけない。
ホントは5分くらい地面でのたうち回っていたいですが、後ろが詰まっているので、そんなこともしれいられない。
池の前では更なるストレス。気持ちでもう負けてる。
バンカーに入ったら、出るまで何度も打たざるを得ない。ここで一気に5打プラスとかになっちゃうからね!(涙)
疲れてても、メンバーが自分だけじゃないし、とにかく最後までやりきらないといけない。
ブッシュに落ちたボールをいつまでもチンタラ探していられない。
「おいおい、女かよ…」という雰囲気ありありの後方のお方達を、必要ならば先に行っていただく気も回さないといけないし…。
子供の頃からゴルフをやっている人は、慣れているのでしょうが、大人になってから始めた人は、最初はほぼ、精神状態が幼児と似たりよったりのレベルになります。
思うように物事が運ばないと(打てない)、もう、顔はひきつって笑えないし、人と喋れる精神状態に無いし、こういう人がいると周りはいい迷惑なのですが、本人は自分の中の幼児性をコントロールするのに必死です。私だけなんでしょうか?!
しかし、しかしながら、そのうち、何だか、幼児から脱皮する時が来て(ちょっと悟りが開かれるのでしょうか)、精神的に軽くなります。
周り(後ろのグループとか)の方達の動きにも、ちょっとは余裕で気付けるようになります。
一球毎に、精神集中して、注意点を頭の中でおさらいするので、メタ認知能力のアップも可、です。
そういうわけでお勧めです。ゴルフ。
新しい自分になれるかもしれません。
よく「ゴルフなんて~、高いでしょう~」と言われましたが(過去形。もうすっかりご無沙汰なので)、それは、どのスポーツだって、物にこだわったり、場所にこだわったりしたら、どこまでも高くなり得ます。それはどんな趣味も同じです。
クラブやシューズは一回買ったら、何年も使えますし、着る物だって、何もゴルフウェアじゃないといけない決まりはありません。
襟とか、露出度とか、ウェアとしての最低条件を満たせば、普通の服で行けばいいわけだし、ちょっと頻繁に買うとしたら、手袋くらいですかね?
あとボールをいっぱい失くす人は、ボール。
ゴルフ場代は、いっぱい払える人はいろんな所へ行けばいいわけですが、そうじゃない人は(学生さんとか)、市営に行きましょう。
マンスリーパスがある所もあるし(月に50ドル~100ドルくらい)、それがあると一回1ドル~5ドルくらいの所もあります。
市営に来る人は、ほとんど地元の人なので、毎日のように行ってると、知り合いも出来ます。
カートを借りると高くなります。高いのはカートです。
足が痛いとかじゃなかったら、バックを背負って歩きましょう。バックを背負って歩くことは全くもって可能です。カートは入れない場所もあるし、バッグ背負って歩いてもそんなに大して速さも変わらないんじゃ?と思います。
以前は、日本までの飛行機代も安く、夏休み冬休みは日本に帰ったりできましたが、今は、びっくりするくらいの高さなので、そうそう帰ってもいられません。留学生の方達など、夏の間、何するかな~、と思ってる人は、是非、ゴルフの練習をお勧めします。
お金がある人は、最初誰かに個人レッスンしてもらうといいと思います。
日本のゴルフはアメリカより時間がかかるので(お昼の食事やお風呂があるから)、これはもう日帰り旅行感覚です。
打ちっぱなし場も混んでるし、日本でゴルフするなら地方に行くに限ります。
若者の皆さんには是非お勧めしたいです。
その後の人生で役に立つときが来ますよ…。1回や2回くらいは…。
その1回や2回ぽっちを馬鹿にしてはいけません。それがどう発展するかわかりませんし。
やってみて下さい、ゴルフ。