最近とても朝が寒いです。
私は雪国育ちなので、その寒さに比べたらどうと言う事はないとわかっていても、それにしても寒い。「寒いものは寒い!」。
「うう…寒いよね~!」というわけで、寒い冬の朝に思い出すのは枕草子…。
娘に「日本人が全員学校で習う、四季を詠んだ有名な詩があってね、春はあけぼので、だんだん暖かくなってきてもうちょっと寝てたいな~って感じで、夏秋省略で、で、冬は朝なんだよね~。冬はその寒い朝が一番風情があるというわけで…」と簡単に(←深くわからないから)説明をいたしました。
そうしたら、娘から速攻で「どうして春も冬も朝なの?」との質問が来ました。
おお…? 確かに… 確かにネ…。
でも、その「朝」の定義が微妙に違うんですよ…。
「じゃ、何時なの?」と…。
もう… そうやってすぐに何時とか決めつけるのは… 風情が無いと言うものでしょう…。
平安時代には時計などという物は無いのです…。
が、しかし、時計はないものの、春と冬の「朝」は時間的にも違うのでは… と、学校卒業して早ン十年、そんな事考えたこともありませんでした。
娘がググった結果、「あけぼの」は日が出る前、日の出前、before sunrise。
で、冬の朝は、日が出た後、after sunrise。とのこと。
おお、そうだったのか…。
「しかもママ、『冬は朝』じゃないから。『冬はつとめて』だから」
ええっ! そうだったっけ…。
でも、せめて、その風情は頭に描けますよ。ほら、スカーレット(朝ドラ)の人が絵付けをしたような火鉢にね、朝一のお仕事として寒い朝に火をおこすわけですよ…。(娘、既に何も聞いていない…)
ちなみに…
日の出前は、英語で「dawn」と言います。
アメリカでは、日の出前30分は、交通法により、運転時は車のライトをつけないといけない、とされています。(州によって違いがあるのでご確認を)
Dawnが日の出前の30分ということではありません。Dawnの定義は、科学的にもっと複雑なのですが、簡単に言えば「日の出前」ということで…。
ちなみに、夕刻は「dusk」です。この時間も、30分間ライトを点灯すること、です。夕方は、そういうわけで、日が沈む前の30分ですね。