■アメリカでは日常茶飯事のレイオフ(リストラ)#68

■解雇は突然やってくる

■こんな人が解雇されやすい

■解雇に備える

■解雇は突然やってくる

アメリカで初めて働いた時、一番びっくりしたのが、突然の解雇宣告です。

朝の9時くらいに、突然、HR(人事部)の人が、箱を一個持って部署に入って来て、その解雇される人にやってきて、解雇を告げます。

全く、何の予告も無しに、です。

私は、目の前で何が起こっているのかを把握するのにちょっと時間がかかりました。

人によっては警備の人にエスコートされて玄関から出される人もいます。(この場合はちょっと理由あり)

先週の金曜付けで、うちの職場の1割以上の人がレイオフになりました。

昨日も今日も、警備員が何人か配置されて、シーンとした感じです。

今日は、外に、地元のテレビ局の車が停まっていました。

この度の解雇の前に、別枠の解雇や契約の打ち切り等もありました。

びっくりするのが、つい2か月前に、適任として華やかに迎えられた某部署のマネージャーが、さらっと解雇されて、次の人がまた適任として華やかに迎えられてたことです。

これは本当にちょっと…。でも誰も詳細はわからない…。

■こんな人が解雇されやすい

横領した方。これはレイオフというより、その場で解雇です。

前の職場でもそうでしたが、やはり経営難に対応するためのレイオフの場合は、お給料の高い方がその対象となります。

この度は、医師が3,4人、対象に入っています。個人的にはちょっとショックです。

あと、マネージャーレベルの方。

管理部門の、高学歴の方。

しょっちゅう州の監査にひっかかる部門のマネージャーも。

何年も勤めていると、段々お給料が上がって来て、新しい人が、それより低いお給料で同じように仕事をしている場合、やはり、お給料の高い方が対象になってしまいます。

ミスしまくりの方。しょっちゅう、何故にそうなる?!という結果を残している方。

遅刻が多い方。先日、マネージャーがたまたま早く仕事に出ていて、そしたら、最近ちょっとだらけてきていたのか、看護助手が堂々と15分の遅刻で普通~に入って来たので、マネージャーの怒りを買っていました。当然と言えば当然です。

■解雇に備える

解雇宣告をされると、30分で荷物をまとめて出て行って下さい、とか言われて、私物を入れる箱を渡されて、準備を促されます。

その間、誰とも喋らないように、横に、警備の人がついています。

そこで、自分の持ち物と会社の持ち物が、公私混同的にぐじゃぐじゃになっていると、もう片付けている暇などないのですから、大変です。

普段から公私混同は避け、きちんと整理しておかないといけません。

メールも常日頃から不要な物は消して、ファイルも整理しておいた方がいいです。

今日も働けていることに感謝して…。

明日は我が身

なのです。本当に。

私も以前、産休に入った3日後に、私のいた部署が、部署ごと消えました。

「え…?」って感じです。

全く前触れが無かったです。

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