資金繰りが大変らしく、毎週のように誰かがレイオフされていきます。
最近、小児科医も一人去りました。
「小児科の先生、他にも何人もいるから、一番若いDr. 〇〇がレイオフの対象になっちゃったのかな」とMA (medical assistant) に言うと、「違うよ。Dr. 〇〇は、レイオフじゃないよ、クビになったの」とのこと。
えええっ!Dr. 〇〇は人当りもよく、患者さんにも優しくて、私も一緒にクリニックの診察室にいたことがありますが、「うちの子(一歳半)、全然食べないんです。」という既に三児を育て終わってるお母さんにも、ちゃんと丁寧に説明して、私も勉強になったな~、いつまでもこのお医者さんの説明を聞いててみたいな、と思ったりもしました。(3児を育て終わってても、4人目でも、「うちの子食べなくて…」とか言うんだ!と素朴な疑問でしたからね!)
と、とにかくいいお医者さんでしたのに…。
で、「何でクビになっちゃったの?」と聞くと、「病院になんか意見したらしいよ。ダメなのよ、意見なんかしちゃ」とのこと。
えええええ~! アメリカってそんな国なんだ! 意見しちゃいけないんだ…。
っていうか、私… つい最近、「これって?何かちょっとおかしくないですか?」とCodingのマネージャーに問い合わせたばかり…。しかも2回も別件で。
あれは「問い合わせ」かな。 あれって、「意見」かな…。ぎょ。
MAに「ダメよ、意見なんかしちゃ。You can’t question. Just keep your mouth shut and do your job.」と言われました。
ぎょー。
きっとこういうのって世界共通なのでしょう。
とても意見する外科医は、大奥のような位置にいましたが、今の新しいCEOになったら、サラッとクビになりました。
雇用主は、何の理由もなく、従業員をクビに出来ることになっています。
でも、民主主義の雰囲気は無いって感じです。
でも、そうなったらそうなったでいいように、常に準備しておく、ってことです。
とりあえず、今日は仕事が忙しくなかったので、机の周りを整理整頓しました。クビになる際は、20分くらいしかもらえない場合もありますしね。バタバタ私物を整理している暇ももらえなかったりします。警備員が横に立って、他の人との会話をさせないようにして、私物をさっさとまとめて出ていくように促される、という時もあります。
レイオフは違います。ホントに申し訳ない、ごめんね、という感じで、一か月分先のお給料までくれたりするようです。有給も予め現金化してくれたり。
どちらにせよ、常に身軽にしとかないといけません。