内向的な性格で、海外留学とか国外での生活とか大丈夫なのか、とお思いの方、ご心配ご無用です。
私はどちらかと言うと内向的で、昔から協調性もなく、ノリも悪く、あまり友達向きではない性格です。
それは職場でも同じ感じで、どの職場でも、比較的、浮いてる感が高めです。
ナースミーティングで、「これからその月の誕生日の人を一斉にお祝いする誕生日会を月一回やりましょう」と言う案が出ました。
内心「うわ~、出た~。何その保育園的な…」と思いました。
保育園の後ろの壁に、先生がクラスの皆んなの名前を、お誕生日の月毎に、汽車に乗せた感じで貼ってましたよね?あんなイメージ。
お誕生日会には、スーパーの特大ケーキか、宅配ピザがきっと用意されることでしょうけど、私はそういう食べ物にこれと言って興味もなく… 自分の誕生日を職場の皆さんにお祝いして欲しい欲求もないし、お祝いされる側が何気に提供するホスピタリティも面倒じゃないですか。
誕生日会は、そういうことじゃなくて、要は、チーム精神を上げるためだったり、職場をより楽しい場所にするための新しい試みだったりするわけなのですが、私は、そういうのが超どうでもいいと思えてしまって、だから先にも言ったように、浮いてる感半端ない感じになってしまいます。
ミーティングでは、誰も当然反対しないし、私だって反対しません。他の人達がお祝いをするのは全くもって構わないし、人に「おめでとう」と言うのも大丈夫。ただマネージャーには、「人をお祝いするのは全然オッケーだけど、私はお祝いしてもらう事自体に興味はないので、私は省いといて下さい」とメールしたら、返事は無し。
マネージャーには、全員が同じ考えを持っているわけじゃない、という事くらいは伝わったのかもしれませんが、「協調性の無い人物」というレッテルは確実に貼ったでしょう。
海外だって誰もが外向的なわけじゃない
白人の男性スタッフで、常に静かで、話声も低く、静か~に仕事をしているレスピレートリ・セラピストがいます。
ラボにもアジア人の男性で、いつも静かな感じで顕微鏡みたいなのの前に座って仕事している人がいて、先日話したら、見かけの通り、とても何だか謙虚な感じで、静かな人でした。
静かだと内向的かと言われると、それは必ずしもそうではないかもしれませんが、黒人の人が多いOR(手術室)は、明らかに雰囲気が違います。
静かそうで内向的そうな感じのスタッフに共通していることがあります。
それは、どの人も1人で仕事してること。
そう、私もいつも1人。
私は、小学校の頃から共同作業がとてもとても苦手で苦痛で、それは大人になった今も変わらないです。
だから、1人で働ける今の仕事は私に最適な感じです。
自分に合う職場がある筈
海外とか国内とか、それは関係がなくて、自分に合った職場にいたら良くて、職場が苦痛とか仕事が苦痛とか言う場合は、そこは単に貴方に合っていないだけかもしれません。
いじめとか、パワハラがある職場は問題外です。さっさと逃げましょう。
看護プログラムの先生が、卒業時に
どの人も輝く場所は様々です。自分が輝ける場所(分野)を見つけて下さい。
と仰り、その言葉を今でもよく思い出します。
浮いてる感高めでも、その人がそれでいいなら全然大丈夫だと思います。
しかしながら、そんな中でも、仕事におけるコミュニケーションはやっぱり大事。
内向的な人が職場でうまくやってく策
- 目の前の仕事を真面目に淡々とする。
- 大勢じゃなくて、1対1の会話を充実させる
- 人の噂話は聞いても、自分からはしない。
これに限ります。これ以外に無いんじゃないでしょうか。
アメリカではスタッフの入れ替わりが本当に多いです。
でも、その面々を見渡すと、去らざるを得ない人は、内向的な人ではない傾向にあるように見受けられます。
逆に言うと、静かに淡々と仕事をしている人は何年も勤務しています。
内向的だと自分で思っている人、海外国内全く関係ありません。
そして内向的なことが欠点とも思えません。
大丈夫…。 こんな私がなんとかやってけてるなら、多くの人も大丈夫。