■歴史博物館の「バッファロー」常設展示★アメリカ中西部において #6

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アメリカバイソンのイラスト

年末に歴史博物館を訪れた際、アメリカ中西部に19世紀頃数多くいたバッファローについての展示(常設展示)がありました。すごく興味深い展示で、一部を是非紹介してみたいと思っていました。

歴史博物館のついての感想はこちらです。

昔は、動物を狩りで仕留めたら、その動物を100%活用してあげることが、その動物に対しての感謝と供養で、自分たち人間にとっても必要なことだったと思いますが、その用途に感心しました。

もし、自分が、その場にいたら、これ(各部分)を何かに使うとしたら、何に使うか思いつけたのかな…と思ったりもしました。

これがその用途の詳細です。全部覚えきれなかった(ちょっとメモも取りました)部分もあるかと思いますが、おおよそこんな感じです。

  • 毛・皮 → 枕の中の詰め物・サドルのクッション・編んでロープにする。大きさが結構大きくて、大体30㎝くらいの大きさの風船みたい。
  • 膀胱 → 乾かしてから、飲み物や食べ物用の容器に。
  • 角 → 武器・食事用の道具(フォーク等)。
  • 尾 → 飾り(髪など)・鞭。
  • 肩甲骨 → 削って、土などを掘る道具に。
  • 陰嚢 → なめし皮にして、タバコやペイント等を入れるポーチに。
  • 乳歯 → ドレスの飾りやネックレスに。
  • 肋骨 → 矢じり(arrow head)・絵筆に。
  • ひずめ鞘 → ビーズや小物の容器、鈴

当時でも、ただ生きるための毎日ではなく、着飾ったり絵を描いたり等の文化的な生活がそこにはあったのだ、という感想を持ちました。

バッファロー狩りをされて、このような貴重な文化が消されてしまったのは本当に残念です。

地元の飛行場内に展示されていたバッファローの彫刻

ちなみに、アラスカ州でムース(Moose)バーガーが食べられるように、アメリカ中西部の州ではバッファローバーガーがあるようです。食べてみるの忘れたなあ…。残念!

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