子供が学校に行けなくなる時、腹痛や頭痛といったような身体的症状が出ることが多々あります。
その中で、便秘は、意識的に気を付けてそうならないようにすることが可能な症状の一つですので、日ごろから子供の食事や水分量を気にしてあげたらいいと思います。
便秘になる人は、まず圧倒的に水分量と繊維質の摂取が足りていないことがほとんどです。
一リットルの水でさえ、なかなか飲めていないのが現実だと思います。
水は、1~2L程度の水を、予め、朝容器に入れて用意して飲むようにすると、わかりやすいです。
そして、清涼飲料水は基本的にはまず不要です。
そして繊維質。
お勧めは、蒸かした中くらいのさつま芋を毎日(のように頻繁に)一本食べることです。
さつま芋には、水溶性と不溶性の両方のタイプの繊維質が含まれていて、栄養を取り込む作用と便を押し出す作用の両方の効果が得られます。繊維質の他、さつま芋に含まれるビタミンAの量は半端ありません。最近、いつも食べているさつま芋の袋についているラベルを見てびっくりしましたので、写真をあげてみました。
ビタミンA500%って、ちょっとすごくないですか?
ちなみにこれは、トレーダージョーズというお店で売られている「ムラサキ」というさつま芋で、日本のさつま芋とほぼ同じ味です。(ほぼ、というのは、多少気持ち金時感に欠けるというか、その程度です。)
そして、たぶん、一番重要なポイントは、トイレに行きたい時に、そのチャンスを逃さない、ということです。
人間が便意を催すのは、一日のうち、3,4回で、それは数時間毎に訪れます。
しかし、授業中、とか、会議中とか、人は思った時にすぐにトイレに行けない時が多く、それを逃すと、次の数時間後まで、おあずけ、となります。
そして、その間に、大腸にある便からどんどん水分が体内に吸収されていき、便はどんどん硬くなります。
行きたい時に行けるようにするには、早起きが一番効果的です。
早く起きて、朝、水分を取り、食事を取り、トイレに行って、それから出かける。これがサイクルになると、体もそのサイクルで動くようになります。
便秘薬は、もう最後の手段としておいといて、まずは、水分・繊維質食物・そしてタイミングを逃さない、の3つを念頭に毎日生活してみてください。
さつま芋は、子供が学校から帰ってくる一番の空腹時に用意しておいてあげると、さらっと食べちゃうと思うので、チップス類を安易に買うのではなく、蒸かしたさつま芋や枝豆等をおやつに用意しておくといいと思います。