■子供の引きこもり・不登校に、有料のアドボケーターの存在 #7

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アメリカの大き目の病院には精神科はありますが、自傷の危険性が無い場合は、入院してそこでお薬を…という運びにはなかなかならなくて、特に子供の場合は、そのような場合でさえも、入院させてくれないことがあります。

というか、精神科病棟に入院できる年齢が病院で決まっていて、子供の場合は、〇〇カウンティ(群)の〇〇病院に、などのように回されます。

親としては、家から近い病院で、毎日訪問を…と当然思いますよね?

でも、現実は、そこが車で4時間とかかかる場所でも、容赦なしに回されたりします。親にしてみたらたまったものじゃありません。

「子供と精神科医療」というのには、とても悩ましい現実があります。

さて、子供の事で病院に電話をした際、精神科のケースマネージャーに、とある方を紹介されました。

その方は、学校に行けないような状況の子供と親のカウンセリングをしてくれて、学校への対応も請け負ってくれる、ということでした。

しかしながら、これは全て有料で、その際に聞かされた名称は「professional advocator」というものでした。

アドボケーターを日本語に訳すと、弁護人とか代弁人とかという意味で、例えば、看護師は患者の最大のアドボケーター、みたいに使う言葉で、その人を代弁してくれる、という感じです。

病院の精神科のケースマネージャーが、「電話してみて」と、電話番号をくれたので、とりあえず電話をしてみました。

電話の対応は、とても親身な感じで(当たり前ですね!)、好感が持てました。

そこで言われたことは、「学校との交渉は、通常とても困難なので(これ本当です)、私のような経験豊富な人が介入しないとなかなか事が円滑に運ばない。そして、もたもたしている間に、子供の状態が長期的な精神疾患に発展してしまう場合が多い。更には、勉強もどんどん遅れるので、とにかく早く物事を進めないと」ということでした。

それは私も理解出来ましたし、その通りだと思いました。

でもその後、「というわけで、とりあえず、$1500ドル払って下さい、そしたらすぐにでも動き出すから」、と続いたのです。

言われた内容は、親の不安な気持ちを更に揺れさせるようなことで、渦中にいらっしゃる親御さんなら、高くてもお願いするべきなのか、と考えちゃうと思います。

それに、中には、その金額を高いと思わない人もいるのかもしれません。

とても親身な感じで、聞いた時は、心強くて嬉しかったのですが、こちらは、子供の事で、仕事を休むか辞めるか、って考えてる身なので、$1500ドルの出費となると… しかも、それは「とりあえず」の前金で、後にどんどん発生してくる可能性大なわけです。

一般的に、弁護士を雇う場合も、ほぼ同様に、とりあえず$2000〜$3000をお支払いして、ということが多いですが、そんな感じです。

これを安いと取るか、高いと取るかは、各人の経済状況によるとことが大きいと思いますし、円滑に事が早く運ぶなら、そういう方と出会えて助かった、という場合だってあるでしょう。

私が助けられたのは、ママ友のご主人が、プロのライターで、私のつたない学校への手紙をとても立派な感じに手直ししてくれたこと、同じくママ友のそのまたママ友が、教育委員会的なところの方で、その人のアドバイスで、手紙の送り先はここへ、と指示してくれたことです。

しかし、手紙の送り先の一部が、学校のボードメンバーだったことから、後に学校側がちょっと立腹して、苦情を言ってきました。

私たちは、子供が学校に入学する際、学校入学の際の父兄用ハンドブックというものに、目をして「目を通しました」という欄にサインをしているのです。

多くの人は、その何十ページにも渡るハンドブックを恐らく読まないか、斜め読みかで済ませてサインしていると思います。が、その中に、「問題あった場合は、まず学校内で解決し、外部に行かない」的な箇所があるのです。

学校側は、これをコピーして送ってきました。

ちゃんと親がサインしているにもかかわらず、違反しているじゃないか、ということなのです。

でも、しょうがありません。起こったことを正直に言う以外ないのですから、「学校側が対応してくれないなら、外に出る以外ないじゃないですか。それに、〇〇(教育委員会的な場所)からのアドバイスで送ったので、それをどうこう言われても…」と言ったら、そこでその話は終わりました。

終わりましたが、やはり、こういうやり取りは、多少なりとも、精神的な苦痛、みたいな感じには確かになります。

結局、ママ友の助けで、学校側が、動かざるを得ない感じになり、事が動き出してくれた、という感じでした。本当に、全ての周りの人達に感謝です。

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