■メンタルヘルスと家庭訪問サービス #136

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■セラピストとのセラピー

■家庭訪問サービス

学校のIEP (individual education program) の関係で、最近、カウンティからの家庭訪問サービスを受けています。

家庭訪問サービスは、以前も受けたことがありました。しかし、訪問を受けるメリットや意義が全く感じられなかったので2,3回でお断りしました。訪問スタッフのやる気も感じられなかった、という理由もあります。

また、当時は、我が子の状態に、人々の税金をこのような形で無駄遣いしていいのか、という気持ちが何故か強くありました。一回の訪問はこちらは無料でも、スタッフはボランティアをしているわけではありませんので、お金が発生します。それが、確か、当時、$120と聞いていて、週に3回来ていただくと、週に360ドル、月すると相当な金額ではありませんか。カウンティからなので、それは人々の税金に他ならないわけで、私的にはそこがどうも受け入れられなかった、というのがありました。

この度、IEPのミーティングで、家庭訪問サービスをオファーされた時も、過去の経験から、お断りしようかと思っていました。そしたら、どうやら、家庭訪問サービスは、カウンティがエージェントに外注しているサービスで、その外注エージェントの数も1つではないとのこと。そして、この度は、違うエージェントにしてみるから、ということでした。

こちらとしては、頂いたオファーをみすみすお断りする理由も今回はありません。以前と状態も状況も違うわけですので、人々の税金云々を悠長に考えている場合でもないし、自ら税金も払っている身だし、受けることになりました。

結果、今の所、数回来ていただいていますが、素晴らしいです。

メンタルの問題は、やっぱり「家庭」って大きいです。家庭訪問無しに、メンタルの問題に取り組むのは不可能なのでは?と思うくらいです。

親を見ずして、家庭を見ずして、子をどうやって良い方向に導けるのでしょうか、という感じ。

子供のメンタルの問題は、家庭自体が疾患を抱えている症状の1つに過ぎない、という事です。(先天性なメンタル疾患は違います)

だから、子供がメンタルの問題に直面した時、子供だけをセラピストなりカウンセラーなりに、送り込むのは、私はあまり意味がないと思っています。親も一緒にセラピーを受けるなら別ですが、子供だけセラピー受けても、あまり意味がない気がしています。

■セラピストとのセラピー(通常、週に一回30分~1時間)

セラピストとの面談(これをセラピーと呼ぶ)は、二人っきりの個室で行われ、会話の内容も、クライアント(12歳以上の子供)との守秘義務ということで、親にも知らされません。

この守秘義務が破られるのは、唯一、セラピストが、その子の危険を感じた時(自殺をほのめかしたり、等)で、それ以外は、知らされません。

親にもシェアしたい場合は、その子供がそれに同意する紙に署名をして承諾した場合だけです。

そういうわけで、どんな会話がなされているのか、親は知る由もありません。状態がよくならなくても、それはセラピストのセラピーがいまいちなせい、とは絶対にならなくて、その子のメンタルが悪化している、ということにされます。実際、そのような場合もあるでしょう。でも、ないかもしれない。わからないままです。

そんなわけで、世のセラピストの方々には申し訳ないですが、私は、セラピストと1対1のセラピーにはあまり有益さを感じません。それに親を入れようとしないようなセラピストは、全く評価できません。

娘が現在会っているセラピストは、IEPに入っているセラピストなので、こちらの希望や好き嫌いとかには全く関係無く「あてがわれている」方です。会いたくて会うのではなく、IEPで決められた日時に会う必要がある、という、ただそれだけの理由です。まあ、それはそれで、別にいいです。

■家庭訪問サービス

家庭訪問サービスは、親や大人が、訪問時に家にいることが条件です。これは、虐待などを防ぐため、子供の身の安全のため、が大きな理由です。また、中には、家庭訪問スタッフの訪問を、ベビーシッターの代わりに利用してしまう親もいるので、それを避けるため、というのもあります。それに、前述の通り、訪問スタッフが親と親と子供の関係性を見る必要があるためです。

通常は、週に3回、一回が2時間です。

うちは、なんとなく、週に2回になっています。3回でもいいのですが、スタッフの都合が合わず、2回の週があって、別にそれでも構いませんよ、というスタンスで、2回に落ち着きました。

家庭訪問は、基本的に週末は無くて、平日のみです。

しかし、私が最近、子供のことで、あまりにも仕事を休む日が多く、これに加えて家庭訪問となると、かなりスケジュール的に難しい、と言ったら、特別に土曜日に来てくれることになりました。本当に感謝感謝です。そういうわけなので、土曜日の時間は、訪問スタッフさんの時間に全面的に合わせる、という感じです。

さて、今の所、家庭訪問スタッフさんが何をしてくれているかと言うと…、基本的に私は一歩引いて、その場にいないので(でも、すぐ4mくらい離れた別室にいます)正直、詳細はわかりません。

会話も単語がところどころ耳に入るくらいで、何を話しているのかはわかりません。私は英語のネイティブスピーカーじゃないので、耳にそれほど入ってくるわけでもないし、娘には、逆に、「そういうわけなので、聞き耳立てて聞いてるわけじゃないし、耳に入って来ないから安心して」と言ってす。

スタッフさんの一人は、見た目がティーンネィジャーのように若くて、娘との会話も、感じが高校生の子達の会話みたいな感じで、発音とかも違ってて(そういう感じ)、益々耳に入りません。スタッフのマッチングも、高校生のクライアントにはスタッフにも若めの子を一人入れて、とか、いろいろあるのかもしれません。

やっているアクティビティは、ちらっと見れるので大体わかります。先日は、オーブンで焼く粘土で二人でコネコネしていました。

他には、絵を描いたり、散歩をしたり、トランプをしたりしながら、話をする、という感じです。(散歩のように、密室でなく、公共の目がある外では二人っきりで親が一緒でなくても大丈夫です。)

親は、基本的には参加しませんが、スタッフさんには「娘がcoping skillを学ぶ機会があったら、私にも教えて欲しい」と伝えています。

今日は、最後の30分、私を入れての、コミュニケーションの練習、みたいなのがありました。家庭内の、親子間のコミュニケーションです。

言わば、三者面談みたいな感じです。

今日は、そのおかげで、今までわからなかった娘の希望を知ることができました。いつも、希望をはっきり言わないので、わからないのです。

例えば、一人になりたい、とか思っていても、娘はそれをそのまま言わず、「ママ、今日は何時に出掛けるの?」と聞きます。「1時頃かな、なんで?」と聞くと、「ううん、ただ聞いただけだよ」で、終わり。その裏にある気持ちを言わないので、こちらはわからないのです。私に汲み取る能力があればいいのですが、私は性格が単純すぎて…。

今まで何年も、そんな感じで、過ごして来たのですが、ここに来て初めて、その家庭訪問サービスのスタッフさんが中に入って、そういう些細な小さい、でもストレスが溜まって行くかもしれない事を改善していこう、という事になりました。

家庭訪問サービスは、もっともっといろんな人にも受けて欲しいと思います。子供のメンタルの出どころは家庭です。

IEPが無かったら、そんな家庭訪問サービスの存在さえわからなかったし、あったとしても学校(IEPチーム)がオファーしてくれなかったら、実現したなかったでしょうし、本当に感謝です。

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