■アメリカでER/ED (救急)。アメリカの医療費 #131

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■アメリカのER。かかった費用

■アメリカの医療費

■高齢者施設 (Long-Term Care)

余談…

image of hospital

Silas Camargo SilãoによるPixabayからの画像

生きれいれば、時には、救急車で運ばれたり、入院したり、はたまたERのお世話になったり、といろいろあります。

出来れば、そのような事がなければいいし、そのような事にまだ縁の無い方もいらっしゃるでしょう。でも、あった場合。

アメリカの医療費が高額なのは有名ですが、それは本当に本当です。

■アメリカのER。かかった費用

ERに半日程度いた場合。半日程度「いた場合」と言いますが、医療費の請求は、いた時間にはあまり関係が無く、そこでどんな治療がなされたか、にかかってきます。

この度、家族が某理由からERに行き、近頃、保険会社から請求内容の書類が届きました。実際の請求書ではありません。

まず、救急車。これは$6,371

ERの部屋の使用料のみにかかる料金の請求額が、保険適用前の病院からの実際の請求金額は、$11,572。日本円にして大体120万円くらいです。

この金額には、血液検査も医師による診察料も何も含まれていません。

血液検査は、$823。日本円で大体10万円。これは血液検査の内容にもよります。

医師の診察料は、医師によって違ってて、医師1$231が、医師2が$195でした。

薬などを貰って飲んだ場合や、IVや注射で投与された場合、実際の値段の何倍もマークアップされます。とても高額になります。抗生剤は安いのから高いのまでいろいろあります。患者さんの持っている保険によっても処方される薬は変わります。こればっかりは医師によります。

■アメリカの医療費

この度のERの医師の診察料は、秋に小児科の外来に行った際の$544に比べたら安い…。

この時は、「問診と血液検査のオーダーだけで、これはいくらなんでも高額すぎるでしょう」と思って、何故にこんなに高いのかを、行ったその小児科に問い合わせたら、数年ぶりだから初診扱いの為、との説明でした。

通常の外来のクリニックは、ピンキリで$250~$450くらいです。

ちなみに、秋頃、外来の精神科のセラピスト(医師ではありません)の医師に診てもらうかどうかを判断するevaluationだけで、$390でした。(小児科の精神科となると更に高額!)

個人の心理セラピストの請求額は、一時間大体$120~$150です。

■高齢者の施設・LTC (Long-Term Care) Facilities

LTC (Long-Term Care)/SNF (Skilled Nursing Facility) にかかる費用は、月々大体$7,000プラスです。日本円にして、月々大体70万円プラス。

この金額は、個室ではなく、2人か3人部屋です。

基本料金があって、それが大体、月々数千ドル。この基本料金に、いろいろな費用が加算されていきます。本当に何から何まで加算されます。

この費用を捻出するためにはいくつかオプションがあります。

一生涯その先ずっとLTCに入る予定の方の多くは、資産を全部使い切って、その後、政府の保険に切り替えます。いわゆる、政府におまかせコースですね。

政府におまかせコースの場合、診察内容やかかる外来の医師の選択などが限られる場合がありますが、必要な最低限のケアはきちんと受けられます。処方箋も、「これは保険でカバーされませんので、他の薬でお願いします」とか言われて第一希望が断られる場合もあります。でも、薬は、同じクラスの薬が存在するので、通常はそれほど問題ではありません。

若い時からLTC用の保険をかけてきた方は、保険会社からのLTC保険が出ますが、保険によっては2年間のみ、とか、いろいろ制約があります。

個人保険の方は、短期や中期の滞在のみで、大体は自宅でケアギバーさんを確保します。ケアギバーさんは、24時間ずっと、というケースは珍しいです。無いわけではありませんが、その場合は、逆にLTCの方が安くなります。

ケアギバーさんは、その人によって請求される時給額が勿論違うので、大体これくらい、と言うのも難しいものがありますが、時給が$20前後だったら、妥当じゃないでしょうか。上にはもっともっと高い人もいくらでもいます。CNA (Certified Nurse Assistant) の資格を持つ方を雇うといいと思います。施設勤務のCNAの方達は、時給が$15~$30なので、自分の現在の時給より提示金額が安いと、基本的には働きたくないと思いますが、事情や性格など、それは人それぞれです。

個人のLTC用の保険は、50年以上前からちゃんと存在していたようです。

知り合いの話によると、当時はそんな先のことまで見据えて保険料を払う人は少なかったようです。とても少額だったのにも関わらず、誰も払う人がいなかった(その方の周りに)、と言っていました。

余談…

グリーンカード保持者は、入国(最初の)の際、ある誓約書にサインをします。

申請の際、「私には、この先、きちんと生活していけるだけの預貯金があります」という事を証明するために、銀行預金額などを国に提示する必要があります。

そして、サインする誓約書には「この先10年間は、アメリカ政府のお世話になりません」と書かれていたように思います。

私からの余計なお世話:一旦政府におまかせの健康保険を手に入れると、多くの人は、そこにずっと甘んじるでしょう。なんせ、何から何まで無料なのですから。ERだってさらっとその辺のクリニックに行く感覚です。

その後、お金が貯まったとしても、大概はずっとそのままでいたいと思う筈です。でも、そういうメンタリティになってしまってはダメです。

私が以前、お世話になった弁護士に言われた言葉があります。「どんなことがあっても、そういうメンタリティになるな」と言われました。

メンタリティです、あくまで。誰だって人生に山あり谷ありです。病気や怪我で働けなくなる場合だってあります。でも、谷から抜け出せたなら、そこからも抜け出すメンタリティも必要、という話です。

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